ZEROからの帰還

禁欲・断酒・自己改善・筋トレ・禁煙・読書・冷水シャワー・瞑想・アラフォー

断酒と嫁

「断酒をしているからといって、あんたの行った過去が消える訳じゃないから」

前に嫁から言われた言葉だ。

私にとってはこれが結論。

 

ざっくりと何個かのパターン。

①ともに歩む

②夫の断酒よりも怒り等の感情の方が大きい

➂我関せず

他にもあるのかもしれないが。

 

ただ、嫁を少し擁護しよう。数え上げればきりがないが。

 

お気に入りの娘だったのか分からないが、キャバクラの名刺を握りしめたまま泥酔して帰宅してそのまま爆睡したこともあった(もはやお気に入りだったのかどうかも起きてから記憶がない)。

 

職場の事務の女の子とW不倫のズブズブの泥沼に陥りそうになっていた時、旅行の約束をLINEでしている時に酒を片手に寝落ちしてしまい、その背後に嫁が…(怪しさに感づいていた)ちなみに私嫁の実家に住んでいます…

(ちなみに、私は禁欲を掲げたりしていますが、上記事件とは関係はありません。ただの自己啓発的な意味合いです)

 

その他、救急車で運ばれたり手術したり…etc

 

上の言葉を嫁に言われた時、断酒をして1年とちょっと経過した時期だった。

たぶん、心のどこかに「断酒を継続していて少し喜んでいるんじゃないか」とか、「少しは罪滅ぼしになった」という気持ちがあったのではないか。

この嫁の言葉は「相手への期待」を裏切られた落胆と、同時に飲酒欲求を生んだ。

 

ただし、断酒をしていたからと言って喜ぶか、許すかというのは相手の考え方によるのであって、こちら側で決める事は出来ない。

なので、できる限り切り離す事を選択した。

私は断酒して1年経過してご褒美的にApple Watchを買ったが、嫁に最初反対を食らった。断酒して1年記念という事は言っていなかったが、言っていたとしても変わらなかっただろう。

「知ったこっちゃねぇ」のである。

 

そして、嫁はおそらくスリップに対する許容範囲というものを持ち合わせていない。スリップした場合おそらく事態は悪化をたどるものと思われる。

 

私はテーマの一つとして「自分のための断酒」を掲げているが、一つの自己防衛なのだ。

一時期陥っていた人間不信から生じている部分もあるかもしれないが。

 

嫁とは知り合って15年。義理の両親も私の薬物を含めた過去についても全て知っているし、理解もある。

強迫的に断酒をしたくはないのではあるが。

難しい。非常に難しい。

 

…なので、普段はあまり考えていない。