この記事を書こうとスタンバイしてから1ヶ月が経過している…
夜の空いた時間は映画や動画などに割いているので時間が取れなかった…
一度取り上げておきたかった本。
目次
今の時代の生活の質を上げるヒントが散りばめられている
著者、鈴木裕さん。メンタリストDaigoさんが日本で1番尊敬する人との事。
人間の脳は、近年の目まぐるしい変化・進化についていけていません。そこから様々な不調をきたしています。
そこで筆者の掲げるキーワードは「狩猟採集社会への回帰」。
現代社会の不調を、狩猟社会と照らし合わす事によって解決方法を探る。
ちなみに私はサツマイモを頻繁に食べていますが、この本が大きなきっかけです。
狩猟採集時代の食べ物。
デジタル機器と自分との距離
スマホの電源を例え切っていたとしても、視界に入っているだけで集中力が低下してしまうとの事。
この辺りは、併せてこの本も参考になります。
脳がメモリを使う事柄は極力排除する。
無意識にでも、脳がエネルギーを吸い取られている事柄は非常に多い。
いかに自分の周りを整理整頓するかという事が大きいです。
私は休日は仕事用のスマホの音を鳴らない設定に変えてから、
休日にストレスを感じる割合が大きく減りました。
抗生物質の悪影響
また、この本では腸活についても述べられています。
その中でも抗生物質のもたらす影響。たった1回の使用で腸内細菌の3分の1が滅び、その後半年が経過しても回復しなかったケースもあるそう。
できるだけ、体調不良も自然の回復に委ねたい気持ちになります。
アウトドア生活の好影響
これも腸内環境改善に繋がっています。
自然の大気には大量の微生物が含まれており、私たちの呼吸器から体内に入って腸へ向かい、免疫システムに影響をあたえます。
さらに、実験で10日ぶっつづけでアウトドア生活をしてもらったところ、平均で体重が5%減り、インスリン抵抗性は55%改善、善玉と悪玉のコレステロール比率も19.3%ほど改善があったとの事。
また、睡眠に関係するホルモンのメラトニンの分泌もアウトドア生活をすることによって改善されるそうです。
みなさん、キャンプに行きましょう!!
ポルノから脳への悪影響
禁欲をうたっている当ブログではありますが、ポルノについても述べられています。
ポルノの非日常の刺激に慣れると、さらなる興奮を求めて脳は暴走を始めます。
まさにポルノ依存はモラルの欠如などではなく、中毒症状のひとつとして医学的に認識されつつあるそうです。
架空のものに対して本能が反射的に作動してしまう状態、この状態が普通の状態ではないといえます。
著者も述べていますが、上手に距離を取ることが大事かと思います。
極端にポルノと離れる事もストレスになるかもしれません。その場合、ポルノに触れる習慣を減らしていければまずはOKではないでしょうか。
私自身も、禁欲についてはポルノと距離が取れれば、それも一つの解答なのではないかと考えるようになりました。
あとは、何を目的にするかによって分かれていきますね。
幸福を最大化する方法「他者貢献」
狩猟社会的観点で見ても、幸福を最大化する方法は「他者貢献」というキーワードがカギになります。
「他者貢献」、アドラーの心理学にも出てくる言葉です。
また、本書にも出てきますが「なんのために人間は生きるのか」という問いに答えたアインシュタインの回答は「他人の役に立つため」でした。
以上、本書は定期的に読み返したい1冊です。